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雑記帳

最近読んだBL漫画まとめ

なんだか無性に特定のジャンルを読み漁りたいときってありませんか?私はホラーとか耽美系とかが来ることが多いのですが、今回はBLでした。

というわけで、最近読んだBL漫画のゆるゆるとした感想まとめです~~!いつも通りネタバレあります。

 

 

 

 

 

1冊目

「繋ぐ指先、瞬く世界」

 

あらすじ

俺たちは、5万円の「投げ銭」で繋がる不思議な関係。


平凡なサラリーマン・内海は、定食屋での昼休憩中、
突然目の前の席に座ってきた青年に「ゲーム、最近してる?」と話しかけられる。
「また見せて」と言い去っていく彼の言葉に驚くも、
内海はかつてゲームの実況配信をしていたことを思い出す。
その晩、懐かしさから約10年ぶりに行った実況配信で、
突如5万円分の投げ銭が投げ込まれる。
戸惑う内海は昼間の彼が投げ銭の送り主ではないかと思い至り、
再び会うためSNSで自分の居場所を発信。
しびれを切らし会いにきた彼・亘は内海の元リスナーで、
「好きに使えばいい」と頑なに返金に応じようとしない。
せめて亘に使いたいと考えた内海は、「投げ銭の金額分、一緒に遊ぼう」と提案し―(ちるちる様より引用)

 

なんかもう久々にぴゅあ~~~~!!!!というか、人が人を好きなるっていいよね……相手からすればほんのちょっとしたことで人生救われる瞬間ってあるよね……みたいな感想に至りました。

 

開幕、元リスナーに特定されるとこから始まるわりに内海さん動じねえな!?とびっくりしたのですが、彼の良く言えば寛容で悪く言えば鈍感なところが亘くんみたいな人間のこじらせた青春を救ったのめちゃくちゃわかるし、こういうふたりだからラストの関係性に落ち着いたんだよね~…としみじみ……。亘くんの正体バレのとことか、「あっ!これ……俺を騙してたのか?とか言って拗れるやつか……?」と一瞬警戒したのですが、当の内海さんはそういう感情は全くなく、むしろメッセージ送った上で亘くんのもとにダッシュしてくれました。ありがてえ。

再会~からのお互いの本音を言い合う流れ……実を言うとここらへんのほんとギリギリまでこの二人ってBL的な着地するのかな~人間的な好きでも全然いい流れだよねと思っていたので、告白シーンでちょっとびっくりしました。でもそれを吹き飛ばすくらいおまけとか特典でラブラブしてて良かったです…ずっと一緒にゲームして仲良くしてくれ、末永く……。

 

内海さんの実況関連の描写は、私も学生時代はニコニコに入り浸ってゲーム実況ばかり見ていたタイプの人間なので懐かしさでなんとも言えない気持ちになりました。見てた人が急に失踪したり、逆に復帰したり、配信するサイトが変わってたり、ゲームのジャンルが変わったり……亘くんみたいにゲーム制作はしなかったけど、影響されてソフト買ったりはしてたなあとか……あ~~~あれもある意味青春だったのかなあ。

 

 

2冊目

「犬も喰わねェ恋煩い」

 

 

あらすじ

クラブの黒服見習い・梅太郎は、上松組の若頭・竹内に片思い中。
大学受験に失敗し、夢を見失った自分を拾ってくれた、
誰よりもかっこよくて美しいひと
でも、竹内は梅太郎を弟扱いして可愛がるばかりで、恋愛には程遠く…

そんなある日、二人は組長の愛犬・ペロちゃんの散歩中にヘマをしでかしてしまう!
怒った組長は二人をラブホテルへ放り込み、
竹内への“ヤキ入れ"セックスを命じる。
男気溢れる竹内は素直に尻を差し出すが、
梅太郎の愛情たっぷりな愛撫にトロトロにされてしまい――!?

一途な年下ワンコ×天然男前ヤクザの溺愛BL!(ちるちる様より引用)

 

新刊を検索中、かっこいい受け最高!!!派であり可愛い子には攻めをさせよ派でもある私の目に飛び込んできたのが今作。うわ~~~買う買う!とすぐに飛びつきました。

 

梅太郎かわいい!でも、芯が強くてかっこよさもちゃんと兼ね備えてるタイプの攻めで大満足。お顔はきゅるきゅるしてるけど中身は一本筋の通った男性は良い……。対する竹内さんは美しさと強さを持つザ・兄貴!!な人でありながら、ちらちらと弱い部分が見え隠れする感じがたまりませんでしたね……。私が一番興奮したシーンは「今のおれが意地捨てたら何が残るんだよ……」のところです。竹内さんの表情がたまらん。それを聞いてからの梅太郎の行動もまたいいんだよね…………。実質キューピッド?な上松組長も凛とした女性でありながら茶目っ気全開で良かった……重箱のシーン笑いました。

 

鹿島こたる先生の作品は初読だったのですが、とにかく絵が繊細、華やかでびっくりしました。特に目を伏せたときのまつげの描写が好きすぎる……「あなたはいやらしい人」とかも読みたいなあ。

 

 

3冊目

「親愛なるジーンへ 2」

 

 

あらすじ

NYの弁護士・トレヴァーと元アーミッシュの大学生・ジーンが同居して2年。ジーンはカナダの大学教授が自身のエッセイに興味を持ってくれたことを知る。優しく頼りになる恋人との愛に溢れた暮らしに不満はなかった。
でも、NYは故郷ペンシルバニアからたった300マイルの場所でしかない。もっと広い世界を見たい、カナダで学びたいという気持ちは日ごとに募っていった。
ジーンの物思いに気づいていたトレヴァーは彼の選択を祝福するが、内心穏やかではいられず……。

――そして1992年。
トレヴァーの甥・ジーンは手記を読んでいることが伯父にバレてしまい――!?(ちるちる様より引用)

 

もちろん特装版買ったよ!!!買いましたとも!!!!!!!!!!

 


吾妻先生の作品はラムスプリンガから入りました。とてつもない衝撃を受けて、読み終わってもしばらく余韻が引かない中ひいひい言いながらジーンを買いに行ったのを覚えています。ひとりでは抱えきれないあまり、半ば強引に妹に押し付けて妹にもひいひい言わせたのも懐かしいですね……。まだかまだかと待ち続けて約2年。長かったような短かったような……。

 

1巻時点では最悪の想像すらしていて覚悟を決めていたのですが、ふたりが手を離した理由は私の想像より遥かに暖かく、愛に満ちた理由でした。それでもやっぱり、なんで~~~……!!!と諦められない気持ちもありまして…そんな私を甥のジーンくんが救ってくれました。ありがとうジーン……。あとカレンが!カレンがね!!私は作中人物だと一番彼女が好きかなって思っていたので、単純に再登場してくれただけでも嬉しかったですし、相変わらず素敵な女性だなと感じました。1巻時点でも思ったのですがトレヴァーのようなひとが好きになり、もしかしたら……と思う女性としての説得力がすごいな……と。こういうポジションのキャラ造形や描写ってかなり難しいと思うので、先生の手腕に惚れ惚れします……。

 

ジーンとトレヴァーの再会シーンは正直ぎりぎりまでハラハラしていました。気まずさ漂うふたりに切なさを感じ、このまままた別れてしまうの……?と泣きそうにすらなったのですが、最後はふたりらしい暖かなラストを迎えてくれてよかったです。物語としてはここで終了ですが、ふたりの人生としてはここからが再スタートであり、これから先ふたりがどのような物語を紡いでいくのかと思うと楽しみで仕方ありません。それを私たちが見ることは出来ないのは悲しいですが……。

特装版の小冊子でふたりのその後を少し見ることが出来るので、買うならぜ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ったい特装版をおすすめします。逆に余韻を感じさせる本編で終わっておきたいよって方は通常版でいいのかな……?でも、多少値段が上がってもやっぱり特装版のほうを読むべきだと私は思います。

 

あ~~~~~~完結しちゃったよ~~~~!!!!!でも吾妻先生の次回作に死ぬほど期待します……とりあえず桜田先輩からのかく語りきくを読んで正気を保とうと思います。

 

 

BL漫画感想ゆるゆるまとめでした~次は何読もうかな。